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よくある質問・その他
歯医者さんに聞けなかったあんなこと、説明されてもよくわからなかったこんなこと、これだと思う項目をまずは見てください。該当なし?ちょっと違う?そんなときはQ&Aコーナーへ急ぎましょう!

虫歯抜歯歯茎・歯周病レジン・インレーさし歯ブリッジインプラント
入れ歯根幹治療歯ぎしり噛み合わせ歯とメンタル口臭歯みがき
歯の色医師・病院材料・レントゲン治療費・保険治療中の傷その他



【虫歯】

●Q:虫歯というのは、必ず進行するものなんでしょうか?歯と歯の間なので、2本ともだめになってしまうような感じがして心配です。
●A:食事も含めたプラークコントロールが上手くいっていれば、再石灰化といって虫歯の進行が止まる場合もありますが、歯科医による継続的な観察が必要でしょう。歯と歯の間の虫歯は、そこの環境が同じなので、ほとんど2本同時に起こり、同程度の進行があるのは当然のことと言えます。

●Q:歯と歯の間の着色と、虫歯はどのように見分けるのでしょうか?
●A:虫歯か虫歯でないかという判断は、歯科で使う「探針」という道具で歯の表面を探ってみて、この針が引っ掛かるようだったら虫歯と判断します。見ただけではわかりません。

●Q:奥歯に虫歯があると診断されました。5年以上前から気づいてはいたのですが、本当に小さな黒い点で、表面上は進行していないように見えます。治療した方が良いのでしょうか。
●A:入り口は小さくても中で大きく深くなっているケースは、たびたび見られます。即大丈夫と判断されては困りますが、ある程度エナメル質内に限局する虫歯ならば、プラークコントロールいかんで進行はせずに、そのままか、あるいは再石灰化して治療をせずにすむこともあります。その場合も、数ヶ月単位で要観察です。主治医の先生と良く相談されてみたらいかがでしょうか。

●Q:虫歯のレーザー治療は、痛みがほとんど伴わず、削るのが最小限で済むと聞きますが、良い治療なのでしょうか。
●A:今のところ、歯科で使われているレーザーは、外科的な軟組織(歯肉や舌)の切開や根管内容物の蒸散などに有用性が認められています。虫歯など硬組織の破壊にまでは研究の段階で、一般的ではありません。また神経のある歯を治療するのでしたら、それなりの疼痛は伴いますので、やはり麻酔は必要でしょう。

●Q:虫歯による歯髄炎に抗生物質の服用は有効ですか?
●A:私の知る限り「歯髄炎」が適応症の抗生剤は有りません。従って歯髄炎に対して抗生剤の投与は無効と考えられます。

●Q:虫歯菌と歯周病菌は仲が悪く拮抗し合うといわれますが、実際のところ歯垢と虫歯の関係はどうなってるんでしょうか?
●A:虫歯を引き起こす原因と考えられている菌と、歯周病の人のポケット内プラークの中に存在する菌とは異なるようです。回りくどい言い方ですが、これが現在のところ正しい言い方です。なぜなら、歯周病の原因菌と推定されるものが、歯周病を引き起こす証明は未だなされていないからです。更に細菌同志の拮抗云々は軽はずみには言えません。ただし、現象としては、虫歯の多い人には歯周病のリスクが少なくて、歯周病のリスクが高い人は虫歯の多発する傾向は少ない、と言った見解もあることはあります。プラークの溜まりやすいところは、衛生的なコントロールが難しいという意味においてでしたら、虫歯の起こりやすい部位と考えていいでしょう。

●Q:前歯の裏に小さい虫歯があったので治療しました。完全に治療は終わったのですが、熱いものや冷たいものを口にいれた際に、知覚過敏のような、少し違和感が感じられます。先生にはしばらく様子を見るように言われました。
●A:虫歯で犯された歯質を取って詰め物をすると外来刺激が伝わりやすくなることがあります。前歯の裏側は神経までかなり近いので、なるべくしみたりしないようにどの先生も努力なさっているのですが、治療したては多少しかたないと思います。俗に言う神経を歯髄と言うのですが、この歯髄はしみる所があると内側から壁を厚くする働きもあるのでしばらくすると違和感もなくなるでしょう。主治医の先生の言われるようにもう少し様子を見てください。

●Q:虫歯になっていても痛みがなければ必ずしもすぐに治療する必要はないのではないか、と思っています。
●A:病気である事と痛みがある事は、区別して考える必要があります。疾患の性質、それを持っている人の痛みに対する閾値、免疫力等、様々な要因によって、自覚症状は変わってきます。虫歯の程度次第ですが、治療せずとも要観察でいける場合もあります。

●Q:進行した虫歯から脳に菌(?)が入って首から下が麻痺してしまったという人、亡くなってしまったという人という2人の話を聞いたのですが、本当にあるのですか?
●A:歯が原因(根の先または,歯肉より)で感染すると歯性感染症になります。上顎洞,頬,咽頭,顎下などに広がります。今は抗生剤があり、死亡例は少なくなりましたが、昔は歯が原因で死亡したそうです。

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【抜歯】

●Q:虫歯がなかなか抜けず、粉砕して抜歯しました。その後痛みも増し、横の歯肉の一部が怒張しているのは変わらずあり、堅いものが触れます。
●A:通常抜歯後の疼痛は、根の先に嚢胞又は炎症組織が残存している場合(外科的掻爬が必要),ドライソケット(歯槽骨が抜歯後露出)になっている場合,残根が残っている場合,周りの組織に炎症が波及した場合,それ以外の可能性があります。歯肉の盛り上がりは、歯がなくなると周りの骨が相対的に目立ちます。これは時間が経つと吸収され平坦になります。今の歯科医院で痛みが取れなければ(薬をうまく使えれば疼痛はコントロールできます)別の所を紹介希望を申し出てみてはいかかでしょうか。

●Q:抜歯後の穴を綿棒を使い掃除したところ、細かい歯の一部がでてきて、楽になりました。穴の中まで綿棒などで掃除をした方がよいのでしょうか?
●A:抜歯後は完全に前と同じ高さの歯肉にはならず、少し低くなります。上皮化は2週間もすればほぼ完全ですが、骨の吸収が落ち着くまで約1ヶ月はかかります。抜歯後の穴の掃除は不要で行うと悪化することがあります(ドライソケットなど)。内服薬(4〜7日間)うがいなどの指示を守れば通常は問題ないです。

●Q:右上の親知らずを抜歯したのですが、虫歯で7番目の奥歯も8年前に失いました。このまま何もせず放っておいたら何か支障がでてきますか?
●A:下の歯がのびます。上の歯肉にあたる、噛みあわせが悪くなります。

●Q:24歳の男です。銀歯が抜けた後、虫歯が発生しました。歯の骨が見えてきて、もう100%抜歯しかないと言われたのですが、神経が抜かれているせいなのか、痛みがほとんどないなく、本当に抜歯していいのか迷っています。
●A:痛みのあるなしは抜歯の条件ではありません。一番考えなくてはいけない事は現在銀歯が抜けた歯をそのままにしていていいのか(良い分けないですよね)、抜かないで再び銀歯を被せる事が出来るのか、もし被せる事が出来たとして長く保つのか?抜歯して例えばブリッジを入れた方が結果的に良く噛めるのではないか?という事ではないでしょうか。貴方の歯は主治医の方が一番よく解っていると思われますが抜歯しかないのなら抜歯された方が良いと思います。抜歯して終わりではなくて、その後処置をして噛めるようにしなくてはいけないのですから。

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【歯茎・歯周病】

●Q:歯茎が腫れて押すと痛く、歯磨きをすると出血状態が何年も続いてます。過去に歯医者さんで薬を塗り、ブラッシングの方法を指導してもらいました。根気よく続けていくしかないんでしょうか?
●A:過去に歯科医に診てもらった段階で、そのような処置をされたならば、歯周病から来るものと考えられます。ただし、歯肉の炎症はそれだけが原因ではありません。丁寧なお口の清掃を心がけても度々そのような症状が出る場合は、再度歯科医にかかられたほうが良いでしょう。定期的なプロフェッショナル・クリーニングも効果的です。

●Q:最初は歯磨きの時だけでしたが、最近は上の歯茎全体から突然出血します。歯医者では、歯磨き講習だけで、具体的な措置はしてくれません。
●A:歯槽膿漏の初期ではないかと思います。まず、教わった歯磨きのやり方をきちんとしてみてください。1週間きちんとできて出血が少なくなるようであれば、歯槽膿漏だと思います。 鏡を見て、歯茎にきちんと歯ブラシがあたっていることを確認して、歯磨き粉はつけずに磨いてください。もし、正しい歯磨き方法で1週間行い、出血量が減少しなければ、内科的疾患も考慮した方が良いでしょう。

●Q:歯槽膿漏の治療はどのようなものですか?
●A:歯周病の治療の基本は、口中の衛生状態の確立です。食事療法も含めた徹底したプラークコントロール。不良補綴物の除去。衛生管理しずらい部位の整理。歯石等の除去。根面の平滑化。程度によっては、歯肉の外科的療法等など。重篤な場合は、全身疾患の治療と並行して、処置を行います。そして、定期的なメンテナンスがとても重要になります。ただし、歯肉からの出血は歯周病のみならず、いろいろな全身疾患を発見するきっかけにもなります。あまりにも多い場合は、白血病やなんらかの出血性疾患、肝臓病などの可能性も視野に入れて診断することが重要であり、まずは歯周病かどうかの鑑別が先決でしょう。

●Q:歯並びが悪くて歯と歯茎の隙間がうまく磨けず、歯茎が下がり、膿みがたまってしまいます。何度治療しても治りません。どうしたらいいのでしょうか?
●A:歯列の不正による口腔内の衛生状態の悪化は、ご相談の方のように歯周病を増悪させるのみならず、う蝕の発生をも助長させるため解決しなければならない問題です。ご自分で日々、確実なプラークコントロールをするためには、矯正もひとつの手段です。また、その選択をされない場合は、歯間ブラシやデンタルフロス、その他補助的なツールを使ってやるわけですが、恐らく限界があるでしょう。歯周病に詳しい先生におかかりになって、今の状態がどうであるか、判断された後、適切な間隔でのプロフェッショナル・クリーニングをお受けになられたらよいと思います。

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【レジン・インレー】

●Q:レジン、合金インレーは詰めてから何年くらいもつのでしょうか? 虫歯になっていなくても、定期的に詰め直した方が無難ですか? またレジンを詰めた歯は再び虫歯になりやすいというのは本当ですか? その場合レジン自体に虫歯の穴が開いてしまうんですか?
●A:患者さんが良くお聞きになる疑問点ですけれども、正直なお話として、一概にはお答えできないのです。お一人お一人食習慣やプラークコントロールの状況とか、唾液の性状とかで随分「持ち」は異なると思います。正しいやり方をしているのなら、材料による差はないんではないでしょうか。

●Q:金属のインレーを被せた歯がひどい知覚過敏になってしまいました。金属が完成するまでの10日程の間はレジンで仮詰めしていたのですが、その時は全く症状はありませんでした。これは金属の方がレジン(プラスティック)より温度変化を神経に伝えやすいということが原因なんでしょうか? また金属のインレーは歯質(象牙質)と直接接着されているんでしょうか? もしそうであれば、断熱効果のための何らかの工夫はされているものなんですか?
●A:確かに金属のほうがレジンに比べて熱の伝導性は高いものがあります。原因の一つと考えられるかもしれません。他の原因としては以下の事が考えられるでしょう。
1.インレーの接着不良 2.感染した歯質の残存 3.不適切な仮封による歯質の感染 4.形成時の歯髄損傷の遅延症状 5.インレー装着時のトラブル
まだ考えられる事はあるかと思いますが、こんなところでしょう。金属体は歯質とは直接接着しません。セメントを介して接着します。現在では象牙細管を何らかの手段で封鎖して刺激を弱める工夫が取られています。

●Q:硬化レジンは噛んだ時に力がかかる、奥歯の詰め物として適しているのでしょうか? 担当の歯科医は「手入れの仕方にもよるが、すぐにダメになってしまう物ではない」と言っていました。
●A:奥歯の詰め物に硬質レジンやセラミックを使うのは様々な意味で賛成しかねます。一つは引っ張り強度の問題。もう一つは接着の問題があります。どちらも信頼しうるレベルをクリアーしていません。審美的要素を求めたときには、ある程度他を犠牲にするつもりでいないとなりません。充分そのリスクを納得された上で、治療をされないと後々のクレームに関して私達は責任がもてません。

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【さし歯】

●Q:さし歯をした歯茎が黒ずむ原因は何なのでしょうか?
●A:土台の金属を削ったときに、金属紛が歯肉に入り込み、刺青のようになることが往々にしてあります。また、被せたものの不適合、手入れの甘さから歯肉が鬱血したことにより、変色する場合もあります。着色した部分の歯肉の切除を視野に入れた、なんらかの処置が必要でしょう。

●Q:上の前歯2本のさし歯が1本とれてしまい、歯医者さんでつけてもらったばかりなのに、もうとれそうになっています。それに口の中が薬の味がして気になります。
●A:冠などを接着させる際に使用する材料自体は、硬化すると味はしないはずです。再度接着させる前に、歯を消毒した消毒薬の刺激かと思われます。また、その差し歯自体が不適合であれば、中の根に詰めた根充材の漏れかも知れません。

●Q:約7年ぐらい前につけたさし歯は、プラスチック製なのですが、黄色っぽくなってきています。永久的なものに変えられるのでしょうか。
●A:レジン製(プラスティック)の歯は、おっしゃるように数年で変色が出てきます。セラミック製であれば、それは防ぐことができます。しかし、一生持つわけではありません。快適に使える年数が延びると言うだけです。それも、装着後の食生活を含めたプラークコントロールがいかに適切に行えるかによります。一生持つものと言われたら、ご自分の歯しかないのです。

●Q:今度、さし歯を入れる予定です。4種類のさし歯があると聞きましたが、違いが良くわかりません。
●A:各医院によって採用しているものが違うため、一般的な種類についてお話します。
保険でできるものは、レジン(プラスティック)単体のもの、硬質レジン単体の物、裏を金属で補強した硬質レジンの3種類です。それ以外は自費になります。
保険でまかなえないものは、セラミックとレジンのハイブリッドタイプ、金属にポーセレンを焼き付けたもの、オールセラミックなど、種類はいろいろあります。ここで、重要なのは材料ではないと言う事です。説明のしきれない部分、例えば歯周の管理を含めているか、根の治療に関して十分配慮しているか、咬合の問題は・・・などなど、その個人の抱えている諸問題をどこまで責任を取るかにより、費用は変化していくでしょう。色が変わるか変わらないかと言う判断基準で選択するのも誤りだと思います。ご自身と緊密な関係を築きあげられるような歯科医師との出いを模索されるのが良いと考えます。

●Q:差し歯というのは、かならず神経を抜かないとできないものなのでしょうか。
●A:差し歯というのは、根の上に土台を立てその上に被せ物をする一般的表現です。単に被せ物をする時に神経を取る必要性はありません。

●Q:銀のかぶせをつける際に、一部分に樹脂のような差し歯で使っているようなものを貼って、外から見える部分だけでも白く見せるような方法はあるのですか?
●A:レジン、硬質レジン、陶材などでカバーする事は技術的に可能です。

●Q:前回は根本の方まできれいに白い差し歯の部分があったのに、今回は前歯の裏側の銀歯の露出部分が気になります。
●A:やはり各医院によって技術的な差は往々にしてあります。いろいろな方法はありますが、補強の意味で裏側に金属が出るのは一般的です。全体をセラミックで覆うより強度に勝ります。

●Q:かぶせた前歯が虫歯になり、歯の裏に穴を開けて、薬を入れては取り替える処置を受けています。なぜ磨きやすい前歯が?と不思議なんですが。
●A:ご相談の方の病気は、厳密に言うと虫歯ではなく、根尖性歯周炎(根の先に膿が溜まる疾患)と言われるものです。原因は不完全な根の治療、免疫力の低下などが挙げられます。感染した歯質を完全に除去できていないか、根の先の微妙な部分を人為的に破壊してしまったため、或いは病態の進行で根が吸収される方向にあるかのいずれかと思います。歯内療法にスキルのある歯科医師の判断を仰いだほうがよいでしょう。

●Q:同日2本一緒に神経を抜きましたが、うち1本は今だに痛いのです。そこへ土台を入れ、今度は歯を被せます。八重歯の隣奥なので保険が利く範囲で白い歯にしてほしいのですが、そのような歯はないと言います。友人の紹介もあって、他に病院を変えるのも・・・。
●A:根の治療をして痛みが残っている時に、その先の処置をするのはいかがなものでしょう。奥歯でも小臼歯といわれる歯までは、硬いレジンでの被せ物が可能です(保険)。でも、耐久性に欠けるきらいはあります。ポーセレン、ハイブリッドセラミックスなど、色々種類はありますから、かかっている先生に詳細にお聞きになったらいかがでしょう。見本もみせてくれるところもあります。
紹介された、されないよりも、ご自身のことを考えるのが一番でしょう。セカンドオピニオンを求めるのは、現在では悪い事と捕らえられてはいません。渡り歩くのはどうかと思いますが、他の先生の判断を仰ぐのもよいと思います。糸切り歯の奥の歯2本までは保険でやろうと思えば出来ますが、力が加わるところなので、お勧めは出来ないかな。

●Q:1年前に前歯を3本保険外のさし歯にしたんですけど、歯茎がはれて出血してます。もしこのさし歯を1回外したらもう使えないのでしょうか? また高額の治療費がかかるのか心配です。
●A:さし歯を外すためにはさし歯を削り取ってしまわなければならないのです。そうしたら再びそのさし歯を利用する事は出来ません。どのような状態であるのか解りませんので断定的な事はいえませんが、今度は保険で作られたら如何でしょうか?もっとも保険の適用範囲外のケースでしたらいかんともしがたいかもしれないのですが・・。
●A:歯肉のどの部分が腫れて出血しているのでしょうか?根の病気と歯周病の鑑別が必要です。もし、歯周病に起因するものであれば、差し歯を取らなくてもすむ場合があります。

●Q:歯医者で保険の効く差し歯を入れたのですが、ちょっと形が気に入りません。差し歯は作り直す事は出きるのですか?そして作り直すと、また金額を取られてしまうのですか?
●A:技術的には可能ですが、時間と制作費等かかるでしょう。なぜ、セットする前にちゃんと確認しておかなかったのかな?

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【ブリッジ】

●Q:4年前に抜歯したところを治療したいのですが、抜いた所の歯肉がくぼんでいます。歯を入れる事はできるんでしょうか? 費用はいくら位かかりますか?
●A:抜けた歯の前後の歯がしっかりしているならば、通常のブリッジで処置ができるでしょう。費用に関しては、方法、材質、医院の診療方針により差がありますが、最高でも50万円程度が限度と思われます。

●Q:ブリッジをすると、両側の歯がもろくなったり、虫歯になりやすくなることはありませんか? 若い人でブリッジをしてる人もいるのでしょうか?
●A:ブリッジは、適切な方法でやれば問題はありません。その後のプラークコントロールとメンテナンスがしっかりしていれば大丈夫です。ただし、虫歯を作った過去と同様のお手入れや食生活では、再び問題を起こすことは目に見えていますので、皆さん自身の努力が大切。若い方でもブリッジにされている方はいらっしゃいます。

●Q:歯科医師・歯科技工士の方が書いた本を読んでいたところ、「ブリッジを勧められたらはっきりと断り、一本義歯を希望しよう」と書いてありました。一本義歯とブリッジはどちらの方が良いのでしょうか?
●A:適切な方法を取れば、ブリッジのほうが良いと思います。重要なのはその後の管理にあるでしょう。どう言った主旨でその本が書かれているか知りませんが、大多数の歯科医がブリッジを第一選択にするはずです。義歯装着に伴う違和感、衛生状態の低下、審美性の低下、バネをかける歯への負担等など義歯にもリスクはあります。確かにしっかりした方法を取らないと、咬合に影響する場合があります。しかし、健全な咬合に戻すもの、ブリッジの役割の一つです。スキルの高い歯科医に正当な技術を持って治療してもらい、その後適切な管理をしていけば、問題は少ないでしょう。

●Q:ブリッジをしていた(銀で被せていた)歯が中から虫歯になってしまいました。歯がまるっきり銀歯で包まれているのに、どうして中から虫歯になったのでしょうか?
●A:かぶせる前に虫歯があり、その部分を完全に除去していなかった場合、ブリッジの製作時の不適合、装着後のプラークコントロールの不徹底、歯周病等による上向性歯髄炎、これらのうちの一つあるいは複合的理由からそのようになったものと思われます。義歯かブリッジかの選択で悩む前に、なぜ一本大事な歯を失ってしまったか、真剣にお考えになったほうが良いでしょう。食習慣、お手入れの状態等、歯科的健康に対する姿勢が同じであれば、何を選択しようが、再び同様の問題を起こしてもおかしくはありません。そこがしっかりしていて、主治医とのコミュニケーションが素晴らしく取れたら、逆に何を選択しても将来、問題は少ないでしょう。

●Q:かぶせた前歯が虫歯になり、歯の裏に穴を開けて、薬を入れては取り替える処置を受けています。なぜ磨きやすい前歯が?と不思議なんですが。
●A:ご相談の方の病気は、厳密に言うと虫歯ではなく、根尖性歯周炎(根の先に膿が溜まる疾患)と言われるものです。原因は不完全な根の治療、免疫力の低下などが挙げられます。感染した歯質を完全に除去できていないか、根の先の微妙な部分を人為的に破壊してしまったため、或いは病態の進行で根が吸収される方向にあるかのいずれかと思います。歯内療法にスキルのある歯科医師の判断を仰いだほうがよいでしょう。

●Q:下のブリッジ、もちろん銀ですが、硬化レジンという白い歯に付け替えることはできるのでしょうか?
●A:奥歯に硬質レジンを使うことは、耐久性に難があるために保険でも認められておりません。無理をしてやっても費用の割には審美性の回復にはならないですし、もったいないと思います。審美的部分と健康(厚生省の見解は病気でないということですが)は、医療保険の対称にはならないのです。ですから、美容形成を始め、矯正のほとんどの部分は高額な費用がかかってしますのです。

●Q:先天的に下の前歯2本(中心の2本)がありません。18歳になりますが、今のところ、まだ乳歯が残っており、歯科大の先生によると、抜けてしまったらブリッジにするということなんですが・・・。
●A:健全な歯を傷つけたくないのであれば、命に関わることではありませんので、放置する選択もありますし、生活の質の向上を求めるのであればブリッジをされるのが良いと思われます。インプラントの適応については、顎の骨の状態など精密検査が必要です。

●Q:ブリッジが取れてしまい、新しい歯科では「削るのが浅いからだ」と言われました。同じように作るには、まだ削らないといけないと言われましたが、虫歯になってない歯をこれ以上削るのはどうなのでしょうか? 私は人より歯が弱いみたいで、磨いてもすぐ虫歯になるし、かけたりします。
●A:ブリッジが希望でないなら、義歯にしますか?インプラントにしますか?という言い方も乱暴ではありますが、他に良い方法がないための選択肢と考えていただいたほうがよろしいと思います。先天的に歯の質の弱い方は確かにいらっしゃいますが、大方は標準偏差内に収まるはずです。ならば、食べ物の種類とか、口の中に者が停滞している時間だとか、環境が考えられると思うのですが、思い当たるふしはおありでしょうか?

●Q:ブリッジを入れてもらったのですが、歯の幅が狭いように思います。保険の範囲で治療するとこうなるのですか? 普通の歯サイズの物が入ると思っていたので、ちょっと「なぜ?」って思っています。
●A:ダミー(欠損している部分の人工の歯)の面積を小さくする事は正当な事でありまして、支台歯にかかる負担を小さくするためです。ブリッジの場合は、歯肉による負担は求めない構造のため、ダミーと歯肉の間があいていることに関しては問題はありません。清掃性をよくするためにわざと大きく開ける場合もあります。

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【インプラント】

●Q:32歳で16本ほどをさし歯に頼っています。インプラントについて教えてください。これは入れたら、どんなことがあっても一生使えるのですか?
●A:以前に比べ、インプラントは術式、素材等の面で進歩を見せておりますが、メンテナンス、プラークコントロールを確実にしないと長期間の維持はできません。また、患者さんの状態により、厳しく適応、不適応の判断をしなければなりません。また、インプラントは魔法ではないため、一生持つことはおそらくないでしょう。しっかりとした管理をしても15年を目安にしておかれたほうが良いと思います。通常28本ある歯のうち既に16本が差し歯という状態から、プラークコントロール、歯質に何らかの問題が考えられます。ブリッジにしろインプラントを選択するにしろ、問題の根源を良い方向にもっていかないと、状態は更に悪くなりかねません。

●Q:インプラント2本で15万円かかりましたが、裏が金属で、出っ歯のようになってしまいました。色もまわりの歯より黄色っぽいので、本当にセラミックなのかと思ってしまいます。芸能人の方は差し歯でも、裏は金属になっていないように思うんですけど、セラミックの歯は、みんな裏は金属なのでしょうか?
●A:色に関しては、選択が可能なので、気に入らなければもう一度作り直す事は出来ます。通常は咬合の事を考えて、裏は金属にするケースが多いようです。審美的な部分は人によって基準が異なるため、事前の十分なコミュニケーションが必要であるという、好事例です。

●Q:矯正の先生が、インプラントの方がブリッヂや入れ歯よりもいいと進めてくれていますが、お金と時間がかかるとおっしゃられました。大体、どの位のお金と時間がかかるのでしょうか?
●A:期間や費用を心配されるのは、もっともな事だと思いますが、それよりインプラントが適用できるかどうかの判断のほうが先と思われます。骨の厚さ、神経の走行、解剖学的空洞の位置、歯周の状態など、いろいろクリアーしなければならない関門が多くあります。まず、専門医に診断を受けるのが第一歩で、そこで、期間や費用の説明は十分あるはずです。
●A:インプラントの利点は他の歯を削除しないこと、見た目が良いこと、取り外し義歯より使い勝手がよいこと、欠点は保険がきかないこと、100%の成功率(確実性)でないこと、完成まで時間、手間がかかることです。値段はまちまちで時間も使う種類によって異なります。取り外し義歯の利点は他の歯をあまり削除しないこと、保険がきくこと、欠点は見た目すること、使用感に違和感が出やすいことです。ブリッジの利点は保険がきくこと、使用感がよいこと、欠点は他の歯をかなり削除することです。どの方法もそれぞれいい面悪い面があります。良く考えてから決めたほうがよいでしょう。

●Q:歯が2本抜けているので歯をいれるつもりです。4種類の方法について説明を聞きましたが、インブラントか、自分の親知らずの歯の移植かどちらがよいか判断できません。
●A:インプラントと智歯の移植では智歯の方が良いと思われます。自分の組織なので感染が生じなければまず生着します。うまく抜歯できないと移植は不可能になります。慎重に計画を立て、行えば良い方法でしょう。

●Q:入れ歯を紛失し、インプラントをしたいと思ったところ、その部分の骨が1-3ミリ程度しかなく、人工骨を埋め込まないとインプラントは不可能であることが分かりました。人工骨を埋め込んだ場合、どの位もつのでしょうか?
●A:インプラントにはかなり練った計画が必要です。上顎臼歯部のインプラントで骨がないときは骨,人工骨の移植,上顎洞底の挙上,それらの複合した手術が必要になります。当科ではそのような場合,人工骨より自家(自分の骨)骨移植をおこないます。その方がより正常に近い骨が生じます。それを期待して6カ月経過後インプラントの手術をすることもあります。
治療の流れは、1・予備の検査 2・治療の流れの説明、金額の概算、インプラントの成功率(100%ではない、必ず一生もつものではないこと、失敗したときの保証について、インプラント以外の治療についてなどの説明をします。同意があったら、3・一次検査、及び義歯の作製(今後傷の保護床として用いる) 4・必要があったらインプラント前の手術 5・二次検査 6・インプラント一次手術(当科では二回法のみである) 7・4-6カ月待機 8・インプラント二次手術 9・歯の作製となります。
歯の完成までは1-2年かかりますがしっかりとした計画、対応、信頼関係が必要です。ただし、誰にでも(患者)できるものでなく、個人に入れたインプラントの予後は正確にはわかりません。どんな治療でも(生死はべつとして)信頼関係がなければやらない方が良いです。

Q&AへGO!

【入れ歯】

●Q:奥歯2本を入歯にしました。舌が常に下の前歯の列にあたっていて、非常にしゃべりずらく「ろれつ」がまわらない状態の時があり困っています。
●A: 入れ歯の構造上、異物感はある程度しょうがないかと思います。差し歯や冠とは全く異なる構造だからです。ただし、奥2本程度のものでしたら可及的に小さくする事は可能でしょうし、費用は掛かりますが金属床義歯を装着するといまよりは快適な状態になると思われます。その点に関しては、主治医の先生と良く相談されたらいかがですか?

Q&AへGO!

【根管治療】

●Q:虫歯を抜髄してかぶせましたが、舌や指で押すと、根元が揺れるような感覚があります。
●A:抜髄した歯は、本来の健康な歯とは、状況が根本的にかけ離れています。どんなに人知の尽くされた治療をしても、宿主の免疫状態や違和感、疼痛を感知する閾値により、個人的な差が生じる事は否めません。ただ、その治療がスタンダードなレベルのものかどうか判断するために、セカンドオピニオンを求めても問題は無いと考えます。

●Q:抜髄後、肩こりが出た日や、お風呂で身体が温まった時にズキズキし、「ちょっと強めのお薬に変えます。」と液体を注入されたのですが、痛みが治まりません。
●A:神経を取った場合、処置に問題がなければ、2、3日もすれば違和感は取れるはずです。また、神経が壊疽を起こしているような場合は、歯根膜に炎症が波及している場合もあり、もう少し日数を要するでしょう。ただ、1ヶ月も不快症状が消えないと言うのは、正しい処置をされた場合はあまり考えられない事ではあります。他の医院でセカンドオピニオンを求めるのも一つの選択だと思います。

●Q:前歯が冷たいものも、ぬるいものもしみて神経を抜いたのですが、抜いてしまってよかったのでしょうか? 他に方法はなかったのでしょうか?
●A:必ずしも、神経を取ることが悪いとはいえません。もちろん歯が生きているほうが長持ちするはずですが、症状によっては神経を取らないと中で腐敗して、骨に炎症が及ぶ場合も往々にしてあるのです。問題は、神経を取った後の処置が、いかに丁寧になされるかです。もう一つ、患者さん自身の個体の免疫力などにもより、どれくらい持つかが決まってきます。

●Q:奥歯の根の治療で、回数は8〜10回の治療と説明を受けました。根の治療は何日おきに治療するのが理想なんでしょうか。
●A:根の治療の場合、状態にもよりますが、何日おきがいいという基準はありません。一日で終える場合もありますし、数回かかる場合もあります。目に見えない箇所のため、術者の知識、技術が一番反映される部分でもあります。

●Q:神経のない歯は変色したり、弱ったりすると聞きましたが、今後のケアとしてはどうしたらよいのでしょうか? 差歯にはしたくないのですが・・・。
●A:神経を取ると個人差はありますが、数年で変色が出てくる事が多いのは確かです。その場合は、漂白したり、歯質が多く残っている場合は、ラミネートベニアと言ったセラミックの付け爪のようなものを張ったりします。崩壊が激しくなったら、根だけ残して土台を建て、白い歯を入れることになるでしょう。やはり、もろくなってくる事は避けられないので、その歯で固いものなどを噛むのは注意されたほうがよいと思います。これからは、定期的なチェックとプロフェッショナル・クリーニング等をして、他の歯を同じような状態にしないことが最重要課題といえます。

●Q:根菅充填の時に先生は稀に麻酔をする時があるのですが、神経がないのになぜでしょうか?それと、抜髄の最中に根菅の中に麻酔をうつのはなぜですか?根菅のどのあたりに麻酔をしてるのでしょうか?
●A:神経はありませんが、根尖部には歯根膜が残っているため、圧力をかけるときに疼痛が起こる場合があります。特に抜髄した歯については過敏な時があります。側方加圧充填の場合はそうでもありませんが、垂直加圧充填やそれに類する根管充填の場合、ある程度、ガタパーチャをオーバーフィリングさせるので、それに伴う疼痛除去の為に麻酔をする事もあるでしょう。

●Q:歯の根に膿が出ていると言われ、歯に穴をあけ針状のものに綿をまいたものを何度も突っ込み膿を取ることを続けていますが3週間たっても好転せず、逆に強くかむと痛みが出るようになってきました。歯医者さんにはこれ以外の治療はなく、これでダメなら抜歯と言われてます。
●A:根っこの治療、痛いし、時間がかかるし、いやなものですね。歯の根っこの先に膿が出来てしまった場合、根の治療にはとても時間と回数がかかります。顎の骨がばい菌に侵されているからです。3週間どころか、時によっては、3ヶ月、いえ、半年 かかることもあります。それでも、必ず治るということは言えないものなのです。でも、歯を抜くのは、いつでも出来るので、もう少し治療を続けて様子を見たほうがいいのではないでしょうか。

●Q:歯の根っこの治療をしてて、ROOT何とかという器械を使っていたんですが、いつもピーーーッと鳴りっぱなしなんですけど、どういう時に音が鳴る器械なんでしょうか?
●A:根の長さを電気的に測る装置です。ちょうど根の先まで器具が到達すると音が鳴るのです。心配ご無用。

●Q:歯の神経を抜くためには、薬で神経を殺しながら徐々に穴を大きくしていく方法と、麻酔をしていっきに神経を抜く方法と二通りあるのでしょうか? 最近は極力神経を殺さないように治療すると言うのを聞いたことがありますが、従来とはどのように違うのでしょうか?
●A:ある程度以上根の先の病気が大きくなると、根管治療では治らない事があります。根の歯質自体が細菌に感染していたり、根の先や内部が吸収したりしている場合には、抜歯に至るケースが多くあります。現在では、生きている歯の神経を取る時は、麻酔抜髄が主流です。昔から可及的に、神経は残す方向で我々は治療しています。ただし、ここ数年、場合によっては神経が露出しても直接ある薬物(3MIX)で蓋をする方法の成績が良くなったので、そのような噂があるだけです。全てOKではありませんので、念のため。

●Q:歯が折れてから10年以上経っていますが、神経は死んでしまうものなのですか?確かに詰め物以外の歯の部分も隣の健康な歯と色が少しだけ違うので、神経が死んでいる症状だ、といわれると納得したのですが・・・。
●A:1回歯を折って10年ぐらい経つと神経は死んでしまう事もよくあります。ただ、レントゲンや温熱の検査はしたのでしょうか?色だけでは判断できないところもあります。

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【歯ぎしり】

●Q:歯ぎしりの治療法を教えてください。
●A: 歯ぎしりは、噛み合わせの異常、顎関節とそれに付随する筋肉の不調和などが原因とされていますが、心理的要因など不明瞭な部分も多いため、こうすればすぐ直るといった回答は残念ながらありません。歯科医院で、夜寝るときだけ口に入れておく「歯軋り防止装置」なるものを作ってもらうことは可能ですが、噛み合わせを十分考えられる歯科医師でないと、他の疾患を引き起こす可能性もありますのでご注意ください。

●Q:歯ぎしりのためにかなり歯がすり減っているといわれ、そのために歯科矯正をしなくてはならないと言われました。
●A:歯ぎしりの主な原因は、あごの関節と噛み合わせの状態、その周囲の筋肉の不調和とされていますが、心理的ストレスも触媒的に作用するようです。矯正も一つの方法ではあるのですが、それだけでは顎関節症状は解決できないでしょう。矯正よりももっとオーダーの小さいコンマ何ミリの咬合の問題を見ていかないと、本来の解決にはなりません。その先生が咬合のことについて詳しいのであれば良いと思います。

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【噛み合わせ】

●Q:歯の治療を多くしたせいか、噛み具合、口の開き方が変になり、前歯も磨り減ってます。普通の歯医者さんで相談できますか?
●A: 噛み合わせ(咬合)に知識や、スキルのある先生に相談されるのが良いと思います。歯科医によっては、得意な分野がそれぞれありますので、その中でも咬合やリハビリテーションの得意な先生が良いと思います。

●Q:さし歯にする治療を受けた時点で噛み合わせが悪かったのですが、「あとで直せる」と言われ、その後も何本か治療しましたが、さらに噛み合わせが悪くなりました。
●A: :一般医科に内科、外科、整形等があるように、歯科の世界でも得意、不得意があるんです。噛み合わせの問題は、歯科の中でもホントに難しくて、公式どおり行かないケースが良くありますね。とりあえずの手段として、近くに歯科大があるのなら、その付属病院で診てもらったらどうでしょうか?

●Q:噛み合わせの治療をすると不定愁訴が取れると言われて、虫歯治療をやり直しインプラントをし、現在噛み合わせの治療をほぼ終了と言われていますが、症状が取れていません。
●A:かみ合わせで不定愁訴が改善されることはありますが、必ずよくなるとも限りません。別の因子で発生することもあり、実際には症状の改善があってからこれが原因だろうと後で判明されることが多いです。その場合は、非破壊性の治療から行います。交合が破壊されているとき(多数歯の補綴がなされていないときなど)は仮の歯、義歯で長い間様子を見ることがより安全です。高い金属などは後でも可能です。ここまできたら仮歯を選択してみてはどうでしょうか?

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【歯とメンタル】

●Q:歯の調子が悪い時は、体調に不具合があったり、気分的に憂鬱な症状が続いてたりします。逆に心身の状態がいい時は、歯の状態もいいような気がします。密接な関係があるのでしょうか?
●A:歯および顎領域も体の一部であるため、心身の調子の悪いときは歯、歯肉が痛くなったり、顎関節が痛くなることはあります。関係はありますよ。

●Q:仕事で部署が変わるたびに歯が痛み、虫歯を抜歯したのですが、その後かぶせた歯の歯茎が腫れて痛みます。
●A: :局所的な原因は、おそらくかぶせた歯の根の先の病気でしょう。ただし、ご相談の内容からすると、ストレスや日々の疲労で、身体全体の抵抗力や免疫力の低下もあるものと思われます。西洋医学の力を借りるのも良いのですが、生活のリズムをしっかり確立した上で、例えばヒーリング等のセッションを受けられるのも、ひとつの方向として考えられると思います。

●Q:内科で、本態性自律神経失調症や肝機能低下の治療をうけています。こういう体の不調も抜歯後の回復が遅い原因でしょうか?
●A:問題は、なぜ自律神経失調と言う病名がついたか、あるいは、なぜ肝機能が低下したかという点でありましょう。一見して関連のなさそうな疾患が多種類発生している根本には、何かしら心理的な障害がありそうな気がしてなりません。心療内科等の専門家にご相談されるのも一つの選択だと思います。

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【口臭】

●Q:奥歯の後ろの歯茎が少し盛り上がって、その部分を手で触って臭いを嗅いだら、すごい悪臭が・・・。どうして、こうなったのですか?
●A: 恐らく化膿性の炎症が起きているものと思われます。原因は定かでありませんが、一般的に考えられるのは、奥歯の奥に親知らずがもぐっていて、それが何らかのことで炎症を起こしたか、一番奥の歯の歯槽膿漏の急性炎症です。口腔内の衛生状態の確立と急性症状を押さえる処置が必要となります。早めに診察なさったほうが良いと思います。

●Q:口臭症って何ですか? 教えて下さい。
●A:実際に口臭がする、あるいは口臭がするのではないかという不安を持つ一連の症状のことです。

●Q:朝歯を磨いても、職場に着く頃には口臭がひどいように思います。飴などを舐めますがあまり効果がなく、糸楊枝で歯間の掃除は毎日、歯磨きは朝・昼・晩としています。が以前に比べ歯磨きをしても臭ってくるのが早くなった気がします。胃は悪くはないと思うのですが。
●A:近隣の歯科医院で歯周病の有無を確かめてください。内臓に問題がなく、歯周病によるものでもないならば、心因性のものと思われます。 おおきな虫歯があるときも臭うことがあります。自分で気がつかないこともありますので歯科医院でチェックを受けてください。

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【歯みがき】

●Q:ドラッグストアに行くと、弓矢みたいなものや、ミニドリルのついた耳かきみたいな道具が歯のケア用品として売ってますが。正しい、歯のケア方法を教えてください。
●A: ご覧になったのは多分、歯間ブラシだと思います。サイズの選定、使い方は、専門である衛生士に相談されるのが無難です。誤った使い方や大きさの不適のため、問題を起こす事が往々にしてあります。

●Q:練り歯磨きで、推薦していただける商品はありますか?
●A:特にこれが良いと強くお勧めできるものはありませんが、研磨剤の粒子が粗くないものなら良いと思います。また、フッ素の効果を期待するならコルゲートが唯一、有効濃度のフッ素が入っているという話を聞いた事がありますが、検証はしていません。

●Q:電動歯ブラシを使用しているのですが、歯を削っていないかなぁ、と不安になってきました。
●A:電動歯ブラシの類は、知らないうちに相当な圧力がかかりますので、特に歯周病で根の面が出ている方は、気をつけたほうがよいでしょう。必要以上に歯の磨耗が進みます。更に歯磨剤をつけると、やはり歯の磨耗は進むでしょう。そのあたりは、定期的にかかりつけの先生にチェックしてもらうほうが良いかもしれません。

●Q:歯を磨いていると、磨き方によっては歯が欠けてきて、虫歯になる可能性があると歯医者さんに言われたことがありますが本当ですか?
●A:誤った方法でのお手入れにより磨耗する事があります。虫歯になるかどうかは、その部分の衛生状態により異なります。

●Q:歯の表面のエナメル質が削れて溝のようになっています、普段硬い歯ブラシで磨くのが原因でしょうか?
●A:特に前歯などは平坦でなく、もともと波打っているのが普通なのです。若い方であれば、なおさらその傾向が強いと思います。普通の歯ブラシで、エナメル質がその様になることは考えにくいのですが 。

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【歯の色】

●Q:歯と歯ぐきの境目と表面にタバコのヤニのような茶色い筋が・・・。タバコは吸わないんですが。
●A: その辺りは、意識して歯ブラシを当てないと、汚れは取りにくい部分です。食品の色素なども着色の原因になります。研磨剤の荒いペーストで日々お手入れされるよりは、歯科医院にて定期的なクリーニングをされるほうが弊害は少ないでしょう。

●Q:歯の色も歯並びも悪いです。歯の色は特に黄色を通り越して茶色です。タバコもお酒もやりませんが、いくつかの歯医者さんに母親が妊娠中に飲んだ薬の影響と言われました。白い歯を手に入れるには最後の手段としてやはり審美しかないのでしょうか?
●A:まず一応歯の色は後回しにして先に歯並びの方を解決した方が良いです。理由は漂白がうまくいかない場合補綴物で解決するわけですが、ここでかみ合わせの問題が絡んでくるからです。それとやはり歯並びが良くなっていれば自ずと補綴物の出来も良くなります。もう一つの理由は歯科矯正は時間がかかるからです。ですからまずは歯科矯正専門医の方に診て頂き矯正治療をうけた方が良いでしょう。その後歯牙の漂白・・ブリーチングは何遍もやられたと言う事ですからあんまり期待しない方が良いのかも知れませんが少しでも改善できれば、と思いますので。少しでも改善できればあとはラミネートでいけるかも知れません。もしダメだったらメタルボンドで解決できると思います。

●Q:歯が黄色いんで白くしたいんですがどういう治療方法があるんですか?
●A:歯牙の漂白で治療できるかと思います。神経のない歯ですと保険適用ですが、神経のある歯では自費扱いとなります。自費の場合いくらなのかは医院によってまちまちではないでしょうか?一応漂白してもらえるかどうか、費用の点も併せて事前にお尋ねになってください。

●Q:奥から3番目の歯の咬合面が茶色く変色しています(歯の溝に沿って)。虫歯なのでしょうか? 4カ月ほど前に歯医者へ行ったら、先生は首を傾げるだけで何も言いませんでした。結局、そのまま帰されましたが、今だに茶色いままです。
●A:医師が首をかしげ、何の処置もしないとなると、おそらく裂溝と呼ばれる溝の部分の着色ではないでしょうか。または、治療するには早すぎる程度の虫歯のなりかけの状態かもしれません。とは言っても安心は禁物です。

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【医師・病院】

●Q:治療期間をリクエストするのは失礼でしょうか??
●A:治療にかかる時間は、医師や患者さんの都合によるものでなく、症状により決まります。もちろん、いろいろなご都合があると思いますが・・・。

●Q:小さな頃歯医者で痛い思いをしてから歯医者が恐くてずっと行ってません。現在ひどい虫歯で先生に見せるのも恥ずかしいくらいです。健康な歯は一本もありません。
●A:大丈夫!心配しないで歯医者さんに行きましょう。今は昔よりも歯科技術も進歩していて、できるだけ痛くないように治療して下さいますし、よくひどい歯なので恥ずかしいと言う方がいますが、ひどい歯になってしまったので歯医者に来るわけですから、私達歯医者はまず驚いたり笑ったりすることはありません!最近20代の女性で上下一本も歯がない人に入れ歯を作りました。この女性よりあなたの方が軽傷でしょ?あなたのお口を健康にしてくれる歯医者さんの扉を開けて、治療費が気になるならなるべく保険で治療して下さるようよく相談しましょう。あなたの考えを話して、よく聞き入れてくださる先生ならその先生を信じて真面目に通院すれば必ず今まで悩んでいたことが解決されると思います。

●Q:歯科医院ほど新旧の設備の差で治療費が違ってくるところは無いと思うのですが、実際問題、各々の先生自身の腕はおいといて、やはり設備が整っているところのほうが同じ治療でも早く安くすむのでしょうか。
●A:歯科医院をしている所ならばどこでも、最低これだけは必要というものをそろえています。設備が整っていると言うのは、何を基準にするか問題ですし、新しい技術が全て成熟しているとは限りません。清潔さはある程度の判断基準になるでしょうが、おっしゃるような設備の差は選択する基準にはあてはまらないと考えます。

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【材料・レントゲン】

●Q:デンタル式のレントゲンを半年で7回撮りました。まだ虫歯があるのであと3回ぐらいは撮りそうです。被爆の量など体に影響はないのでしょうか?
●A:デンタルX線一枚あたりの被曝量は、1μSV以下とされています。自然界における宇宙線の被曝量が年間280μSV,大地からの放射線量が年間260μSV、建築用材料からの放射線量が年間30〜40μSVとの報告があります。もちろん、歯科用のレントゲンからの影響は無視できないものと思われます。しかし、同程度のリスクを日常生活で受けていることも事実です。誤った診断を下すリスクのほうが、適切に行われるX線検査によるリスクよりも大きいかもしれません。

●Q:今妊娠を希望しているのですが、ちょうど排卵期のころに抜歯することになりました。レントゲンは微量だから、その時期なら問題ないとは聞きますが、本当でしょうか?
●A:X線で100%の安全はありません。しかし,歯科用の小さいX線写真はたいした被爆量ではありません(自然界の被爆の方が大きいです)。また、抜歯の1〜2週間前にX線をとる方法もあります。もし不安なら、妊娠を1月遅らせ抜歯をするなどしてはいかがでしょうか。そしてもう妊娠しているなら、撮ってしまったレントゲンの被爆より、それについて悩んでいる方が胎児に悪影響です。ご心配なさらずに!

●Q:レントゲンでも虫歯発見できない事はあるのでしょうか?また歯科の定期検診において、目で見ただけでは虫歯が発見出来ないケースなどあるのでしょうか?
●A:これは良くある事です。レントゲンは万能でなく、歯質の喪失が相当無いと明確な像として現れてきません。その上、金属等の詰め物、被せものの部分はレントゲンが通らないため、その陰に虫歯などがあった場合は、発見できない事も多くあります。また、肉眼的に見ただけでは、すべての虫歯を見つけることはできないでしょう。歯と歯の間や修復物の下の虫歯等は、やはり自覚症状やレントゲンやその他いろいろな要因から診断されるものです。

●Q:奥歯の詰め物がとれてしまい、3種類の抗生物質を使う治療方法を進められました。とてもよい方法だということですが、デメリットがあるのではないかと心配です。
●A:おそらく3−MIXという抗生物質と抗菌薬を混合した製剤を使う提案かと思います。いずれも服用した場合においてさえ安全性が確認されている薬物であり、特に使い方として歯の中に封入されるのであれば、更に問題は少ないと思われます。この療法は、効果が高いため一般的になりつつあります。薬の調合が面倒ではありますが、その割合を誤らなければ、とても有効な方法であるため、主治医の先生の言うことに従われて問題はないでしょう。

●Q:プラスチックに含まれるBPAという化学物質が人体に悪影響を及ぼすという話を聞きました。詰め物に使われるプラスチックの安全性はいかがなものなのでしょうか?
●A:おそらく問題ないでしょう。癌誘発の1つの可能性になったとしても、単独では簡単に癌になりません。だだ、100%人体に悪影響ない物質はありません。純酸素を吸いつづければ酸素中毒になるし、飲料水にしてもかなり急激、多量に飲むと脱水症になったり、心不全(心疾患の人は特に)になりえます。太陽光線と紫外線(皮膚癌)。電気機器と電磁波(テレビ、ビデオ、パソコン)。脂溶性ビタミン(とりすぎは病気になる)。人間の許容範囲内であれば良いのです。あれこれと不安になることの方が別の疾患(免疫期が下がる)になるかも知れません。

●Q:現行の一般治療はどのような金属を使っていて、歯医者さんはどうやって選んでいるのでしょう? たとえば「身体にやさしいものを使ってください」というリクエストは可能ですか? その場合、お値段や保険はどうなりますか?
●A:金属アレルギーの為に根が化膿するという可能性は小さいと思われます。その前にそれに接している歯肉に何らかの反応が起こるでしょう。根の治療は、とても難しいのです。万全を期して治療しているはずですが、いろいろな要素で充分な治療が阻害される事が往々にしてあります。日本の歯科医院で一般的に使われている金属は、金やパラジウム、銀などの合金です。保険診療においては、歯科医が選ぶと言うより、厚生労働省が決めた規格に準じて各メーカーが出しているものを使っているわけで、歯科医師に選択権はありません。ただし、自由診療の場合は、いろいろ選べるわけで、メーカーによっては生体に親和性の高い金属も作っている所があります。

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【治療費・保険】

●Q:次回の治療で詰め物をするのですが、前の方の歯なのでセラミックのほうがいいのでは、と言われました。しかし、9万3千円ということでビックリしています、妥当な値段なのでしょうか?
●A:費用的には、妥当な線であります。保険内の12%金銀パラジウムという合金(銀色)を使うのであれば、数千円単位の出費ですむはずです。審美的要素は、医師が決めるのではなく、患者さんの選択が優先されます。しかし、神経を取らずにすんで良かったですね。再び虫歯を作らないよう、プラークコントロールには十分なエネルギーを注いでください。

●Q:社会保険の治療費に書類が届いて見てみると、通院日数が2日となっていましたが、もっと通ってました・・・。これってどういうことでしょ?
●A:お話から察すると、保険診療と自費の診療が混ぜこぜになっているようです。ただ、保険診療においてはあるルールの中での診療しかできませんので、事前の見積もりは極めて難しいというジレンマがありますが、およその見当はつけることはできます。何かを購入するときは、納得された上で買いますが、医療に関しては試食や試着ができないのでそれが難しい。だからこそ、十分な話し合いが必要になってきます。今からでも詳細な説明を求めて良いのではないでしょうか。

●Q:保険で入歯を作ったら気に入らないので別のお医者さんへ行こうと思ったら、6カ月経たないと新しい入れ歯が作れないと言われたそうです。本当でしょうか?
●A:本当の事です。保険というのは国の決めたルールです。 ただし例外がありまして、患者様が義歯を紛失してしまった場合は、その旨を書いておけば認められます。 通常は半年を経過しなければまた新しい義歯を作っても認められません。

●Q:保険外診療でブリッヂをつくってもらいました。しかし装着の不具合、歯科医師に対しての不信感から不安になり、他の歯科で新たにブリッヂをつくり直す事にしました。このような場合、治療費をいくらかでも返してもらうことは可能なのでしょうか?
●A:何が原因で不具合が生じたか、これをつきとめる事は難しいと思います。第3者から見て明らかに医師の過失であるなら、治療費の返還請求も考えられますが、不定愁訴に属するものだと、原因の特定が困難なため水掛け論になってしまいます。恐らく今回の場合、医師側とのコミュニケーションが上手く行かなかった事に起因すると思います。その事について話し合われたらいかがでしょうか?

●Q:妻が歯周病の治療プログラムを受ける事になりました。治療の前に契約書を書き、治療費総額231,000円を支払う事に成りましたが、治療前にお金を払うものなのですか? また、保険が利かないという事なのですが、こんなにもかかるものですか? 現在妻26歳です。
●A:おそらく自由診療で治療を行っている歯科医院なのでしょう。その場合、しつこいくらいに事前の説明があったかと思いますが、いかがでしょうか?奥様はそれに同意されたのではありませんか?もちろん、医院によっては保険で歯周病の治療を行っている所は、沢山あります。治療の質や医院のアメニティーなどはそういった所とは異なるはずです。いずれにせよ、治療を受ける患者さん側に選択する権利がある事に間違いはありませんので、奥様とよく相談されるのが先決でしょう。

●Q:一度保険でブリッチをした歯を、2年以内にまた新たにブリッジをすると、その費用は保険ではまかなえないと聞きました。PL法が関係しているとかいないとか?
●A:ブリッジ及び冠に関してはPL法の兼ね合いでなく、医療費抑制の立場より2年間は作り直せない事と保険で決められています。ただし、歯科医院側の負担でしたら何回でも再製は出来ます。しかし、保険でブリッジを製作しても歯科医院には、経費を除いたら2000円程度の利益しか残らないため、再製となると大赤字になり、皆さんやりたがらないのが実状です。ここでのポイントは、そこの歯科医院では作れないということで、他の医院であれば2年以内でも保険での製作は可能です。

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【治療中の傷】

●Q:院先でレントゲンを撮ったら、針、もしくは薬が奥に入り込んでいるとのこと。以前通院していた医院に問い合わせたら、その部分は保険請求してないから治療してない、という返事でした。医療ミスと考えてカルテ開示してもらったほうが良いでしょうか?
●A:カルテ開示によって、どこまで真実が明らかになるかは、疑問が残ります。時間的差により、それなりの工作があったり、いろいろな事が考えられます。お気持ちは分かりますが、マイナスの方向を向いて今後を送られるより、今、何が必要なのかをお考えになって、しかるべきドクターをお探しになられたほうが良いと思うのですが・・・。

●Q:虫歯の治療に行き、その治療中に先生の手が滑って舌の付け根部分に傷がつきました。内出血は治ったのですが、舌の先がひりひりと痛みます。
●A:舌および口腔粘膜を傷つけたのであれば2〜3週間の間に良くなります。ただこれを契機に(潜在した)他の疾患が生じたかもしれません。例えば舌痛症など(女性に多く、舌の先の灼熱感を訴えることが多いです)。このままにしても悪くなったりはしませんが、症状が強ければ専門医に受診すると良いでしょう。

●Q:歯医者さんで削って詰めてもらったのですが、削る際タービンが歯茎に接触したらしく、かなり出血してしまいました。こういうことはよく起こりうることなんでしょうか。
●A:歯間部のカリエスであったなら、多少とも食物の圧入等があったはずで、そのような場合は歯間部の歯肉が腫れている場合が多い。本来であれば、歯肉の処置をして炎症を取った時点で詰め物などをするのが理想でありますが、説明しても理解してそこまで待ってくれる患者さんはそう多くはないため、主訴である虫歯の処置を、心ならずも優先していまうと、こう言った事になるケースが多いようです。

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【その他】

●Q:口の中が粘々した唾液でいっぱいです。歯周病、歯肉病でもないし・・・。
●A:唾液が出ていることはとても良いことです。少なくなると虫歯になりやすくなったり、義歯になったとき疼痛が生じやすく、乾燥から粘膜に痛みが生じたりします。分泌量が多くなると、大概は粘りけが弱くなります。粘る時は分泌量が少ないか、口内の乾燥が考えられます。加齢、高血圧、歯周病、糖尿病、膠原病の一部、長時間の閉口状態、脱水、常服薬の副作用、などがあります。簡単なテストとして、ガムを10分間噛み、その間の唾液の量が10mlあれば問題はないと思います。

●Q:左の脇の下に小さなしこりがあります。ここ最近痛い虫歯の菌がリンパにまわったのでは、と思ったのですが・・・。
●A:歯科的疾患が原因の場合は、ほとんどが顎の下のリンパ腺に腫脹が出ます。わきの下のリンパ腺ですと、他の全身的な疾患が考えられますので、内科の先生にもおかかりになったほうが良いと思います。

●Q:キシリトールは、栄養成分表示には「糖質」と表示されていますが、この「糖質」というのは歯に良いものなのでしょうか?
●A:糖質にはいろいろな種類があります。その中でも虫歯の原因になるのがショ糖。キシリトールは代替甘味料で、細菌に代謝されても酸を作りません。また、細菌がショ糖などと間違って代謝を続けてしまい、その数が少なくなると言うのが定説です。ただし、う蝕発生の抑制は出来ても、う蝕の完全な予防まではできません。日々の確実なプラークコントロールが不可欠です。

●Q:朝起きた時に必ず、左側の歯を強く噛み締めています。現在、左の奥歯上下とも、根に炎症があるという事で治療を開始しましたが、この癖と何か関係があるのでしょうか。
●A:左右どちらかを向いて寝る癖のある方は、下顎骨の重みで、その方向にずれ咬合に支障をきたすのはよくあるケースです。歯軋りする、しないに関わらず顎関節症の疑いもありますので、咬合に知識のある歯科医に診てもらう必要があるでしょう。また、奥歯の炎症との直接的関係は少ないと思いますが、その奥歯に何らかの為害的原因がある時、それを助長してしまう可能性はあるでしょう。

●Q:最近下の歯並びがなんとなくガタガタしてきたような気がします。30歳になると、やはり歯も疲れてくるんでしょうか。
●A:歯周病や老化のせいで、下の前歯が不揃いになってくることが良くあります。これは、歯列に対し常に奥から前に向って力が 加わっているためと、日常の歯の動きによって隣接面がこすれて きたり、歯周病によって歯をその場にとどめておく力が弱くなって きたりするためです。
●A:親知らずが真横に生えているとこのような症状が出てくることがあります。一番奥から歯並び全体を押すからです。歯ぐきに埋もれていて自分では気づかないこともありますから、歯医者さんで大きなレントゲンを撮ってみてもらってはどうでしょうか?
●A:これだけでは状況がよくわかりませんが、咬む高さを変えないようにすることが予防法の1つといえましょう。

●Q:いつも歯石を取るとき歯がもろくなるんじゃないかと気になります。同様に子供にもさせてるのですが、大丈夫でしょうか?
●A:歯石を取る事自体で、歯がもろくなる事はありません。不用意に行うと、歯肉を傷つけてしまったり根の表面の生きた細胞を削り取ったりして弊害がある可能性はあります。その事を熟知している先生や衛生士のもとであるなら、何ら問題はありません。それより、お子さんに歯石が溜まるというほうが、ちょっと気にかかります。何歳なのでしょうか?それほど歯石がつくと言う事は、年齢的に多い事ではありませんし口腔内の衛生状態はいかがなものでしょう。十分なお手入れがなされていれば、問題はないはずなのですが。ただ、唾液の性状等により、まれにつきやすいお子さんもいることはいます。小児歯科の先生の意見を伺いたいですね。

●Q:私は歯が欠けることが多いのですが何か考えられる原因はありますか?
●A:歯が欠けやすいのは、歯の強度の欠如、過大な噛み合わせの力、噛み合わせの不調和、抜髄による歯の脆弱化など多くの要因があります。これだと特定するのは難しいかもしれないです。

●Q:先生の前で口を開けるだけで、オェッとなってしまい、とても治療を受けることができません。全身麻酔でいっぺんに治療してもらえるならそうして欲しいと、真剣に考えています。どうせ、全身麻酔するなら、美容歯科で歯も歯並びもきれいにしてもらいたいと思います。
●A:いきなり全身麻酔まで話が飛ぶのは、ちょっと考えものです。咽頭部への表面麻酔(胃カメラを呑む時使ったりする)は、試みる価値があるでしょう。しかしながら、嘔吐反射は心因性のものが多いと聞きます。本当に信頼しうる先生にかかって、お互いにコミュニケーションを充分とることが最初のステップでしょう。いろいろ試行錯誤を重ねて、駄目な時の最終手段として全身麻酔を検討するべきです。
●A:まれに私のところでもこのように嘔吐反射の強い人はいます。たいていは咽頭部に表面麻酔をします。それでも効果ない人には笑気、静脈内鎮静を使います。これでも効かないとき全身麻酔(入院になります)を使います。抜歯などは1回で終わりますが、歯を作るなどの治療は回数がかかります。矯正は反射が強ければかなり難しいと思います。全身麻酔の可能なところを受診されるとよいでしょう。

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